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南ポルトガルの笑う犬Book Report

ポルトガル関連の書物は、東南アジアやインド、そして東アジアなど身近な地域と比較して極端に少ない。
ガイド本と、ポルトガル語以外にはエッセイが数冊発刊されているのみである。
それだけポルトガルは、遠い国なのであろう。

吾輩がこれから行く予定の南ポルトガルのアルガルヴェ地方在住であり、
エキサイトブロガーの青目海さんのエッセイである「アルファローバの木の下で、南ポルトガルの笑う犬」からは、
世界中からこの地に移住した人たちの微笑ましい日常が感じ取られる。

以下、吾輩が感動し、共鳴したくだりを同エッセイから引用してみる。
「例えば、電気工事の仕事をしているスイス人のクラウスは、潮干狩りに誘うと、その場で仕事のキャンセルの電話をかける。」
「ベルギー人の庭師モーリスも、ペタンクをやっていると、昼日中でも必ず現れるのだ。」
「どうやら仕事を持っていたとしても、暮らしの中での優先順位は、楽しいこと、遊び、そして気が向けば仕事、と、はっきりしているようなのである。」

どうだろう、この地では円高不況やデフレ、国家破綻など個人の力ではどうにもならないようなことは一切関係のない生活が面々と営まれているようではないか、
そして、格差社会に象徴される現代の病めるジパングなど一笑に付されそうなそんな青い空と、青い海、白壁の家がどこまでも広がっており、
無邪気な犬たちが天真爛漫に自由を謳歌しているのである。

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by zrx1200sr | 2011-01-08 16:13 | ポルトガル

シルクロード

シルクロードと聞いて思い浮かべる土地は

カシュガル
ウイグル
トルファン


などがすぐに思いつくのだが、じつは釜山からローマまで鉄道を乗り継いで行けるってんだから驚きだ。

途中の枝線も収録してあり、昨夜届いたこの本はなかなか見ごたえがありそう。

明日は、人生の荒野へ出でてからかなりの年月を耐え忍んできた大人の集会がある。
シルクロードで例えれば、天山山脈はとうに越えて、パキスタンの動乱も経験し、
やっと地中海へ達したあたりだろう。
しかし、地中海を渡れば陽光がさんさんと降り注ぐ南欧が待っているのだ。
人生山あり谷あり各駅停車。
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by zrx1200sr | 2010-10-22 09:51 | 中国

欧州の鉄道

車両もきれいなモノが多く、鉄道網も発達していて、ヨーロッパの鉄道もおもしろそうだ。
時間があればレイルパスを活用してあちこち周遊してみたいものだが、
そのためにはY席で半日座っていられる忍耐と体力が必要である。

ちなみに、エールフランスでビジネスクラスを利用してパリまで往復した場合の追加料金は?

プラス70万円であり、ファーストクラスで100万円。

一回にこんだけ使えれば、世界一周ができるのだ。
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by zrx1200sr | 2010-09-28 14:36 | 世界旅

書物の表紙

タイ政府の治安部隊は19日早朝、首都バンコク中心部を占拠する反政府デモ隊の強制排除に着手した。(日経)・・・・・・戦場カメラマンたちのシャッターチャンスになるような事態は、極力回避してもらいたいものだ。



ビールでほろ酔い加減の吾輩は、連日連夜タイ関連の書物を読みあさっているのだが、奇抜な表紙はえてして中身が薄いものも多いと思った。
また、ソフトムードを演出しようとしたのか、イラストでおもしろおかしくしたものの中には、内容と一致していず、残念ながら中身のイメージを損ねているのもあった。


タイ人は外見を重視する傾向にあるようだが、書物の表紙も吟味して作る方がよさそう。
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by zrx1200sr | 2010-05-19 11:24 | タイ

極楽タイ暮らし/高野秀行

著者が、タイの国立チェンマイ大学で日本語講師をしていた92年から93年及び、大学を辞めてからもタイに居座った93年から97年にかけてのタイ人おもしろ見聞録である。

大学講師という職業柄取っつきにくいレポートかと思いきや全くその逆であり、著者のユニークな体験談となっている。
「日本人なら誰でもよい」というチェンマイ大学の日本語講師の求人は、「タイの公務員の初任給と同じ薄給」のため、なかなかなり手が集まらなかった。
一方、著者は「外国に住めればどこでもよかった」という若者だった。

求人側と求職者の需給バランスが偶然にマッチし、幸先よいスタートかと思えば、「大卒だげが条件」という。
そのため大学を3年も留学し、そろそろ中退しようと考えていた著者は「一念発起して勉学に励みなんとか卒業できた」「だから卒業できたのはタイのおかげである」と、いたって謙虚である。
じつはこの前書きこそが読者をグイグイと高野ワールドへ牽引して行く効果があったのだと、読後に気付き、緻密な構成に一本取られた思いをした。

教員としての体験を通してのタイ人観察記はなかなか貴重であるが、それをさらに世界放浪者的な思考のフィルターで加工している「極楽タイ暮らし」は、タイ人の一面を楽しみながら知ることができた。
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by zrx1200sr | 2010-04-11 16:26 | タイ

カスバの男/大竹伸朗

巧いネーミングだと思った。
画家大竹伸朗のモロッコ旅行記は、タイトルの軽妙さとは違い、画家特有の視点でモロッコを捉えた。
突然新宿にワープして距離感がつかめなくなることもあったが、その場その場の感動をメモ的な表現でさらっとまとめ上げた技法は斬新である。また、モロッコ各地で描いたさりげないスケッチも効果的である。

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by zrx1200sr | 2010-03-27 11:03 | モロッコ

イサーンの旅/梶原俊夫

イサーンの旅

メコン川流域に発展したタイ東北地方にあるイサーンは農業地帯であり、日本の東北地方に郷愁を抱く者にとってはどこか懐かしく、憧憬の地でもある。
また、先史時代の遺跡や大規模なクメール遺跡の宝庫であると同時に、ラオスの文化を色濃く漂わせている地域でもある。

タイ人の微笑みと形容されるおおらかで優しい人柄が、ここイサーンのひとたちには、さらにその特性が際立つという。

また、独特の観光資源を持つイサーンだが、なぜかいままで観光地として脚光を浴びてこなかったため旅行者が少ない。そのため、この地域の本格的なガイドもなかった。

史実に基づく各地の紹介と、必要最低限の情報を記述した分かりやすい地図、そして、バンコクからイサーン行きのバス時刻と、等級別料金をも網羅した本書は、新たなタイ旅行の指南書として大いに役立ちそうである。
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by zrx1200sr | 2010-03-04 10:58 | 海外

日本人がまだまだ知らないタイ/ロンリープラネット

日本人がまだまだ知らないタイ

ロンリープラネットは膨大な情報量を収めたガイドブックだが、そのシリーズのタイ版からコラムだけを抜粋した書。
直訳した和約が外人の視点をさらに強調し、その相乗効果が本書のサビとなって、おもしろい構成になったと思う。
引き続き「日本人がまだまだ知らない他国版シリーズ」の刊行を待ちたい。
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by zrx1200sr | 2010-03-03 10:43 | 海外

バンコクに惑う/下川祐冶

バンコクに惑う

"インド帰りの若者は柔らかな人あたりにとろけ・・・・・"
タイ人の優しい人柄に魅了されて何度かバンコク通いを続けるうちに、とうとうその町に住みついてしまう日本人たち。住みづらく、生きづらい日本を脱出し、バンコクに退路を求めてしまう人生は逃避行なんだろうか、それともポジな生きざまなんだろうかと、考えさせられた。

初版が1998年なので情報の古さは否めないが、タイの側面を知ることができる。
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by zrx1200sr | 2010-03-02 08:42 | 海外

笑うバックパッカー/下川祐冶

笑うバックパッカー

世界中を旅しているBPたちのおもしろエピソード集である。
日本人の皆さんは、よくもまーこんだけ貴重な体験を・・・・・・と、感動したり、笑いこけたりであります。
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by zrx1200sr | 2010-03-01 14:43 | 海外